ヒトはなぜ肥満になるのか?ダイエットを考える

 日本人の肥満の現状は、20歳以上の人の肥満の割合は男性32.2%、女性21.9%となっている。男性は約3割、女性は約2割が肥満(肥満とはBMIが25以上の人をいう)年代別にみると、男性では50歳代が37.2%と最も高く、次いで40歳代が36.4%である。3人に一人かと考えると、25.5以下の私はお腹がタプンタプンとしていても、勝手に自分で安心してしまう。不安を押し殺して・・・


 生活習慣病ともいわれている肥満!どんな困ることがあるの?糖尿病、心筋梗塞脳卒中・・・になりやすいという。しかも、日本人はインスリンの分泌量が少ないので、少し太るだけで生活習慣病になりやすいという。私にとってもっと大事なのは見た目!接客業なので、太っていては感じが悪い。また、スポーツが好きなのに持久力がないのでは・・・少し走ってハーハーハーでは、何ともならない。


 そこで一念発起で4月からダイエット開始!していることは、

(1)活動力計を買って、1日1万歩以上動く

(2)朝晩の体重を記録する

(3)自転車通勤片道5.8km 月間100Km以上走行

(4)卓球やスポーツを毎日少しでもする

(5)食事の量を少しだけ減らす。特に晩ご飯にお米は食べない。しかもはやい時間

   に食べる

(6)おやつは食べない。間食はしない

(6)1週間に5日はジョギング 合計10km

(7)動画を見るときは、バランスボールに乗る

(8)筋肉体操をする 特にスクワット 

と書くと大変そうだがどれも楽しんで行える。まずは、4月はやり切った。


 ところで目標だが、BMI22(合併症が最も少なく、また平均余命が最も長い)で、体脂肪率15%以下 お腹が割れていて、腹囲82cmぐらいには・・・さらに、スキーで1日コブが攻められる、10kmのロードレースに出られる、卓球やテニス・バドミントンが上手くなるがあげられる。遠い目標を設定して、できそうなことから少しずつ達成していくこと。


 ダイエットできたという人は多いが、リバウンドしないで維持している人は少ない。それは、意志の弱さではない。脳の自分の意思ではコントロールできない機能によって左右されているのだ。脳は体脂肪量を調整することで体重をコントロールしていると言われています。ダイエットで一時的に痩せても長い目で見ると元通りになってしまうのは、脳によって体脂肪量が調節されているからだ。長い目で見て体重が一定になるように、脳で体脂肪量を調整するようコントロールされているという説が体重のセットポイント(一定値)説だ。個人に合った体脂肪率と体重があり、この値になるように“セット”されているというのだ。このセットポイントより体重・体脂肪が増えれば脳はエネルギーを消費し摂食行動を抑え、セットポイントより体重・体脂肪が減ればエネルギーを蓄え摂食行動を促すそうとする脳の調整機能により、一時的に痩せたり太ったりしても個人に合ったセットポイントの体重・体脂肪量に戻る。


 脳の働きを司るのが、視床下部だ。自律神経系の中枢で、体温調節、睡眠など生命維持に最も重要な統御機能を持っている。だから、とくに食べる量を減らして飢餓状態になったときにしっかり働き、食欲を促進し、エネルギー消費量も減らしていく。で、リバウンド。やせにくく、太りやすい体質のできあがりだ。太る、太らないは遺伝子で決まるということだ。ダイエットに成功するには、何万年もかかって築き上げられた遺伝情報に基づいて動いている脳を騙さなければならない。ダイエットは、少しずつ少しずつ、強い意志で継続していかないといけないのです。私の仮説では、太って安定した生活を何年も続けると脳がセットポイントをその値にリセットしているのではと考えた。だから、また、その体重にもどるのだと・・・その考えていくと、やせたまま維持を続けていると、その状態にリセットされるので、太りにくい体質になるのではと考えた。


 ということで、ダイエットは、千と千尋の神隠しで釜爺が「手ぇ出すんなら、しまいまでやれ!」といったように、やり出したら脳にすり込むまでやりきるのだ。自分の身体も満足に制御できない人では情けない。やるという強い意志と科学的な洞察をもって、体重や体脂肪率の減少と運動能力の向上を楽しみながら長いスパンで、レッツトライ!!!ちなみに、BMI22到達するための2年計画である。ある程度はさっと落ちるが、それからが苦しいはずだ。4~9月末までに4kg 10月~3月末までに3kg 2021年度4月~9月末 2kg 最後の半年で1kgで完了のつもりで・・・その後の維持がたいへんだぞ!!!