東大の伝染病にも関わった入試問題に挑戦

 新型コロナウイルスの大流行で、ステイ・ホームの毎日だが、新聞で伝染病に関する東大の問題を知った。私も一応大学の経済学部を出ているので入試問題ぐらいと思ったが・・・甘かった。モンゴル帝国を築いたチンギスハーンや日本侵攻を行ったフビライハーンは知っているが・・・東方貿易が広がって文化や産業が発達したこと、人の交流によってペストが広まったこと 北里柴三郎ペスト菌を発見!(赤痢菌は志賀潔だっけ・・・野口英世よりすごいじゃないか!!でも、ドラマがないからかな!と手の手術をして医者をめざした感動!!だからだとある人が言っていた なるほど)遊牧民族を統一したチンギスハーンがモンゴル帝国をつくった。(1206年 これは知らない)
 このぐらいの知識と見識ではこの問題に満足のいく答えは出せない・・・東大は落ちるな確実に!いや、今の学力では、大学合格できない・・・もしかしたら高校も??!

 

<問> 東京大学2015年度前期・世界史問題(一部改題)
 13~14世紀を「モンゴル時代」ととらえる見方が提唱されている。「大航海時代」に先立つこの時代に、モンゴル帝国ユーラシア大陸の大半を統合したことによって、人・モノ・カネ・情報がさかんに行きかうようになったことを重視した考え方である。この時代に、東は日本列島から西はヨーロッパにいたる広域において見られた交流の諸相について、経済的および文化的(宗教含む)側面に焦点を当てて、以下の8つの語句を1度は用いて論じなさい。
 

ジャムチ 授時暦 染付(染付磁器) ダウ船 東方貿易 博多 ペスト(黒死病) モンテ=コルヴィノ

 ちょっとインチキして言葉調べ
①ジャムチ  モンゴル帝国および元帝国の駅伝。
②授時暦  1280年、中国元代の郭守敬が作製した太陰太陽暦。(イスラム暦を参考にして)日本の貞享暦のもとにもなった。
③染付(染付磁器)  白地の素地に酸化コバルト を用いて下絵付けを施し,さらにガラス質の透明釉をかけて焼き,文様を藍色に発色させた陶磁器の日本における呼称。元代から始り,主要な陶磁技法として発展し,朝鮮,日本,東洋諸国,ヨーロッパの陶芸にも大きな影響を与えた。
④ダウ船   紅海、アラビア海、インド洋で活躍したアラビア商人が使っていた大型の木造帆船。ダウ交易圏とも言うべきインド洋商業圏が形成されていた。
⑤東方貿易 地中海を通じて行なわれたイタリア諸都市と東方諸地域との交易。
⑥博多 日元貿易の拠点 
⑦ペスト(黒死病) 
⑧モンテ=コルヴィノ  中国最初のカトリック布教者

 

次回は、私の解答を