新聞を読んで(5)安倍首相の施政方針演説(全文)2020年1月21日 朝日新聞朝刊より
安倍首相の施政方針演説(全文)2020年1月21日 朝日新聞朝刊より
Society5.0の時代にあって、教育の在り方も、変わらなければなりません。本年から小学校でプログラミング教育を開始します。4年以内に、全ての小学生、中学生に1人1台のIT端末を揃(そろ)えます。企業エンジニアなど多様な外部人材を登用することで、新しい時代の教育改革を進めます。
高齢者のうち、8割の方が、65歳を超えても働きたいと願っておられます。人生100年時代の到来は、大きなチャンスです。働く意欲のある皆さんに、70歳までの就業機会を確保します。
昨年の幼児教育・保育の無償化のスタートに続き、この4月から、真に必要な子どもたちの高等教育の無償化が始まります。私立高校の実質無償化も実現し、子どもたちの誰もが、家庭の経済事情にかかわらず、夢に向かって頑張ることができる社会を創り上げてまいります。
世界の真ん中で輝く日本、希望にあふれ誇りある日本を創り上げる。その大きな夢に向かって、この7年間、全力を尽くしてきました。夢を夢のままで終わらせてはならない。新しい時代の日本を創るため、今日、ここから、皆さん、共に、スタートを切ろうではありませんか。
(社説)通常国会開幕 「説明放棄」は許されぬ から引用
150日間にわたる通常国会が始まった。しかし、安倍首相のきのうの施政方針演説からは、そんな危機感はみじんも感じられなかった。
東京五輪・パラリンピックの話題を随所に織り込み、「新しい時代」へ向けた「夢」や「希望」を語る一方で、「桜を見る会」やカジノ汚職、辞任閣僚の公職選挙法違反疑惑など、政権のうみと言うべき昨年来の問題には一切触れなかった。
そうだ、その通りだ。施政方針演説を読んでいて、何か違うぞという感じがしたが「社説」を読んで合点がいった。要するに玉虫色なのである。聞き心地のいい言葉だけを並べているのである。
自分の負の部分にメスを入れ、どうしていくかについて我々の願いに全く答えていない。空疎な言葉遊びに終始している感あり。
引用部分で私の疑問
(1)プログラミング教育の目的は?
(2)インターネット環境を整えるのが先では?
(3)働く意欲ではなく、働かないと生きていけないのでは?
(4)仕事にやりがいを感じていると思っているのですか?
(5)1クラスの学級定員は変えないのですか? ドイツ28人 スイス26 フィンランド20 オーストラリア18・・・
(6)子どもの家庭格差は広がっている
(7)「世界の真ん中で輝く日本、希望にあふれ誇りある日本を創り上げる。」って何?どういうふうに輝くの?希望って 誇りって????