「安売り王一代(安田隆夫)」を読んで(1)

朝日新聞「ユニー、ドンキ傘下入り1年 理解度テスト・人材流出も」

2019年12月12日  東海地方が地盤の総合スーパーのユニーが、ディスカウント店「ドン・キホーテ」流の店づくりを加速させている。ドンキのグループの完全子会社になってまもなく1年。再建はどう進んでいるのか。

という記事があった。そうかユニーはドンキに吸収されたか!

 不振が続いたユニーが、ドンキの親会社の完全子会社になったのは今年1月のこと。
 全社員を対象に3カ月間、ドンキの店舗で陳列方法などの店づくりを学ぶ研修も始まった。ドンキ創業者の安田隆夫氏が経営理念をまとめた本も配られ、理解度を問うテストなどで理念の浸透を図っている。

もしかしたら、私が読んだ本も社員の人は読んでいるのだろうか?

はじめに いきなりこう書いてある。

勇退宣言

 東京・西荻窪にわずか18坪の小さなディスカウントショップ「泥棒市場」を開いたの1978年、私が29歳の時だった。徒手空拳の私がまさにゼロから創業して育て上げたドン・キホーテは、いまや年商6840億円(2015年6月期)、営業利益391億円(同)、従業員数約32000人(パート含む)の巨大小売業にのし上がった。1989年の1号店開業以来、26期連続となる増収営業増益記録を更折中であるが、これは小売業界で前代未聞の大記録である。現在の中期目標が達成されれば、近い将来、ドンキは1兆円企業の仲間入りをするはずだ。イオン、セブン&アイ・ホールディングスの2強に割って入り、ご流通第3極〃としての勢力を形成するのも不可能ではないだろう。(安売り王一代 P3 以下同様 ) 

 すごい自負である。私はあまり行かないが、けっこうまわりに増えてきている。私がこの本を手に取ったのは、創業者の安田氏が地元の大垣市出身であることを知ったからである。

「私は、1949年〔昭和24〕年5月、岐阜県大垣市で生まれた。」とある。さらに、猛然と勉強して慶応大学を目指したのは「大垣という退屈な町と実家から、一刻も早く出て行きたかったからである。」

 人情とは不思議なもので、ほとんど興味がなかった、ドンキホーテ。創業者が大垣出身と言うことで親近感を持ちはじめている。そして、行ってみようという気にもなり、さらに本も読んでいる。ちなみに大垣南高校だそうだ。

 読んでみると、なかなか参考のなることも書いてある。おいおいまとめていこうと思います。では、ここまで お休みなさい