スポーツ(1)前に進む、何を言われても バドミントン・奥原希望  2020年1月6日朝日新聞朝刊より

 ◆確固たる目標、金メダルのため バドミントン・奥原希望(のぞみ)(24)
 バドミントンの奥原希望(太陽ホールディングス)は自らの意見をはっきりという。国内大会ではウォーミングアップをする環境の改善を訴え、SNSでスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅の容姿が話題になったときは「アスリートは人間としての自由がないのかな」とツイッターに投稿した。
 「正直、生意気とか、いろいろ言われることもありますよ。でも、アスリートとして言わないといけないことは言おうかなって。」
 「覚悟」という言葉をよく口にする。自らを曲げない芯の強さがある。
 埼玉・大宮東高3年のとき、50年後までの目標を記す「目標設定シート」を書いた。「結構すらすらと書けたんですよね。なかなか書けない子もいたんですけど」。リオデジャネイロ五輪でメダルを獲得、翌年の世界選手権は優勝。その通りに実現し、「予言の書」として話題になった。
「でも、だいたい頭に入ってるんですよね。ここにたどりつくにはこうしなきゃ、って。だから日々やることが明確になっている」
 高校時代は顧問が体育館の電気を消すまで練習し続けた。休日もかまわず練習し、「最近ようやく休みの日にゴロゴロできるようになった」というほどストイックな生活を送ってきた。

 素晴らしい一流選手とはそういうものか。自分のイメージと目標が具体化されていて、そのための道筋も明確になっている。そして、今どれぐらいの地点か、どれぐらいやればいいのか!そういうことが見えるのが一流の証拠だ。
 自分の生活にも役立てられないか!「目標設定シート」を調べてみると
ダイエット 

今55キロの体重を8月4日までに50キロに落とすために毎朝果物だけ食べて、毎日30分走る
「SMARTの法則」
S (Specific)→具体的である
毎朝果物だけ食べて、毎日30分走る
M (Measurable)→計測ができる
8月4日までに50キロに落とす
A (Achievable)→現実的に達成可能である
今55キロの体重を8月4日までに50キロに落とす
R (Result-oriented)→成果に基づいている
ダイットをして水着を着て、彼女と海に行きたい
T (Time-bound)→期限が明確である
8月4日までに