12月2日付朝日新聞の(天声人語)「アダム・スミスと家事」に以下の文があった。
▼芥川龍之介の短編に「メンスラ・ゾイリ」という不思議な器械が出てくる。小説をのせると、その価値を測れるという。自身の作品を酷評された物書きは、ばかばかしくなって言う。
「しかし、その測定器の評価が、確かだと云う事は、どうしてきめるのです」
前半は、「経済学は、家事や育児を軽視してきたのではないか、という問いだ」
しかし、私はこの文を読んで、さっそく芥川龍之介氏の全集第1巻を借りてきた。55の短編があるので1日ひとつで約2か月、全集は12巻だそうで、2年半で読める計算だ。
待てよ、川端康成全集も読みかけじゃないか、「森の生活」も、「善の研究」も?「ファスト&スロー」のノートまとめも!
読むべき本が山積している。本が「読んでくれろ」と待っている。幸せな気分だ。部屋で本を読んでいれば幸せだ。私のコスパは最高だ。ワハハハ。